公開フォーラムでの出来事

前回のブログに書きましたが、公開フォーラムは充実した時間となりました。

ただ、残念なことにキャンセル待ちが回ってこなかった方もいらっしゃったようです。

 

この公開フォーラムが開催されることが決まったとき、学会関係者だけではなく、私たちOD関係者も参加できることが決まりました。

ただ、はじめは会場が200人しか入れない会場でした。

ちょっとここでは申し上げられない経緯(笑)を経て、400人の会場に変更をお願いしました。

それでも参加できなかった方々には本当に申訳ありません。

 

一人でも多くの方に聞いていただきたかったので、私は学会員として登録し、前日も参加していました。

この学会は分野を超えて子供のことを考える素晴らしい学会で、私のような一般のものでも会員になって講演を伺うことができます。

そんな学会は珍しいと思います。

昔に比べて、子供たちを取り巻く環境はとても複雑になっていて問題が多いと感じました。

今後の学会の発展に期待しています。

 

公開フォーラムは尾木直樹先生の優しい語り口のお話しから医師の専門的なお話しまで盛りだくさんでしたが、

途中で患者さんたち10人ほどが体調が悪くなりロビーで休んでいました。

 

体調の悪くなった患者さんそれぞれが休める体勢を取り、早く治すように努めているのがわかりました。

足をあげて頭まですっぽり毛布をかぶっている患者さん、

好きな音楽を聴いている患者さん、

少し回復してきたらあえて外に歩きに行く患者さん、

皆さんそれぞれが自分の回復する術を身に着けている、頼もしい姿でした。

会場の中では、足を組んで対処している患者さん、前の座席に足を延ばしている患者さんがいました。

呉先生のおっしゃっていた「自分の身体を知る」ということができていると感じました。

私はお節介ながら、会場を換気したり、足を置く椅子を運んだり、

あらかじめ幹事さん達にお願いして用意したひざ掛けを掛けたり・・・。

先生のお話しはドア越しに伺う形になりました。(申訳ございませんでした。)

 

そのあとは、

少しよくなった時点で潔く電車で帰る決断をする患者さん、

親御さんの車で帰る患者さん、

 

どこまで辛くなったら、どうなるか。

どこまで酷くなったら、どうなるかという感覚を会得していれば、

こんな風に外出もそれほど不安なことなく過ごせるのではなと思えた時間でした。

 

学会の関係者の方が

「さっきまではあんなに元気に見えたのに・・・。」と驚かれていました。

そうなんです。

これがODです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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