起立性調節障害の基礎知識

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あなたも起立性調節障害ではありませんか?
ODの症状とチェックリスト11項目

  • 朝起きられない
  • 頭が痛い
  • めまいや立ちくらみがひどい
  • いつも体がだるくて疲れが取れない 等

これらの症状を感じたことはありませんか?

もしかしたら、それは起立性調節障害かもしれません。

 

このページでは、起立性調節障害のチェックリスト11項目をもとに、起立性調節障害の症状について説明したいと思います。
起立性調節障害の基本情報については、こちらのリンクをご覧ください。

 

 起立性調節障害(OD)とは


目次

 

1 起立性調節障害の症状チェックリストについて

 

2 チェックリストの具体的な症状

2-1  立ちくらみやめまいをよく起こす

2-2  立ち上がった時の気分不良や失神

2-3  入浴時や嫌なことを見聞きすることで気分が悪くなる

2-4  動機や息切れ

2-5  朝なかなか起きられず午前中調子が悪い

2-6  顔色が青白い

2-7  食欲不信

2-8  腹痛

2-9  倦怠感

2-10 頭痛

2-11 乗り物酔い

 

3 その他の症状

 

4  まとめ


起立性調節障害の症状チェックリストについて

起立性調節障害の特徴的な症状といえば、午前中の体調不良や頭痛、めまい立ちくらみなどが代表的です。

それらを含め、小児起立性調節障害に代表的な症状11項目をチェックリストにしたものが小児心身医学会から発表されています。
まずは、このチェックリストをご覧いただき、当てはまる項目を探してみてください。

 

起立性調節障害の症状チェックリスト

 

○ 立ちくらみやめまいをよく起こす


○ 立ち上がった時の気分不良や失神


○ 入浴時や嫌なことを見聞きすることで気分が悪くなる


○ 動悸や息切れ

 

○ 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い


○ 顔色が青白い


○ 食欲不振


○ 腹痛


○ 倦怠感


○ 頭痛


○ 乗り物酔い

 

(小児起立性調節障害 診断治療ガイドラインより)

 

これらの項目から3つ以上、もしくは強い症状が2つ以上ある場合には、起立性調節障害の疑いがあります。

疑いがある方は、こちらのページで診断前から診断がおりた後までのプロセスについて解説していますので、合わせてご確認ください。

 

 起立性調節障害の疑いがある場合の対応!ODの診断について

 

 

起立性調節障害のメカニズムなどについては、こちらをご覧ください。

 

 起立性調節障害(OD)とは

 

 

また、当会では教育機関向けに医師と養護教諭が監修した起立性調節障害のための「体調チェックシート」をホームページにて無料で配布しています。ご自身やご家族の通学されている学校の養護教諭の先生にお渡しいただければと思います。

 

 教育機関向け 起立性調節障害 体調チェックシート

 

 

ここから先は、おもにこのチェックリストに載っている症状について、それぞれどのような症状なのかを具体的に書いていきたいと思います。

 

立ちくらみやめまいをよく起こす

立ちくらみやめまいは、起立性調節障害の最も代表的な症状のひとつで、脳貧血による失神前状態といわれています。

学校の朝礼や集会などで、立ちくらみを起こしてしまう生徒がどのクラスにも少なからずいると思いますが、そのような症状をお持ちの方は、もしかしたら起立性調節障害かもしれません。

 

 

また、よく起立性調節障害による失神や立ちくらみと貧血を混同してしまう方がいらっしゃいますが、症状のメカニズムが違います。

起立性調節障害の失神や立ちくらみは、立っている時、下半身に血が下がり脳の血流が不足することによるもので、貧血は血液中のヘモグロビン

 

 

ただし、起立性調節障害と貧血を併発されている場合もありますので、立ちくらみやめまいを感じた場合は、やはり一度病院を受診されることをおすすめします。

立ち上がった時の気分不良や失神

立ち上がったときの気分不良も、前の項目と同じ失神前状態からくるもので、さらに脳の血流が低下することで失神してしまいます。

失神してしまう小児の患者のうち8割は、起立性調節障害が原因との報告もあります。
突然の失神は、周囲の状況によっては大きなケガをしてしまう可能性があるため、ODの中でも最も警戒しなければならない症状です。

入浴時や嫌なことを見聞きすることで気分が悪くなる

起立性調節障害のさまざまな症状は、下半身の血管をうまく収縮させることができないために、下半身に血流が集まってしまうことによって起こります。

 

入浴をすると体が温まり、さらに血管が拡張してしまうため、症状が強くなる可能性があります。

湯船につかり温まった状態から勢いよく立ち上がると、最悪の場合、失神してしまうことも考えられますので、入浴時には十分注意してください。

 

また、起立性調節障害は自律神経障害の関与が疑われている病気です。

ぜんそくやアトピー性皮膚炎などと同様に、身体的・心理的ストレスにより、なんらかのメカニズムで症状が悪化してしまう可能性もあります。

動悸や息切れ

動悸や息切れは、起立性調節障害のサブタイプのひとつとされている体位性頻脈症候群 (POTS) の症状のひとつです。

体位性頻脈症候群 (POTS) やサブタイプについての詳細はこちらをご覧ください。

 

 起立性調節障害のサブタイプとは?

朝なかなか起きられず午前中調子が悪い

朝起きられないという言葉には2通りあり、朝に目が覚めないという場合と、朝に活動できないという場合があります。

起立性調節障害では、自律神経の障害により、午前中、交感神経がうまく働かず、朝に活動しにくい状態になります。

また、午前中に働かなかった交感神経が夜になると活発になり、夜眠れないという症状が出ます。
翌朝、睡眠不足の状態となり、ODの症状と共に朝の症状をさらに悪化させます。

この悪循環が続くと、結果として睡眠のリズムを崩す睡眠障害を招き、朝に目が覚めないという症状が出てきます。

顔色が青白い

食欲不振

腹痛

起立性調節障害の患者さんはよく腹痛をともないます。


また、過敏性腸症候群 (IBS) を併発する患者さんも少なくありません。

倦怠感

倦怠感は起立性調節障害の代表的な症状のひとつです。


いつも疲れている

疲れやすい

疲れがとれない


これらの状態が数週間、数ヶ月にわたり続きます。

頭痛

頭痛もまた代表的な症状のひとつです。


しかし、頭痛はときに重大な病気のサインかもしれないので、強い頭痛があるときは、病院でしっかりと検査をしていただくことが重要です。


起立性調節障害の場合は、片頭痛や慢性緊張性頭痛、起立性調節障害による頭頸部痛が考えられます。



乗り物酔い

車など乗り物での移動には注意が必要です。

また、朝、起床時にご家族が無理やり起こそうと強く揺すったりする場合がありますが、めまいを引き起こす可能性がありますので止めてください。


ひどい場合には、嘔吐につながります。


めまい、乗り物酔いがひどい場合には、主治医に相談したうえ、耳鼻科などの専門外来を受診するのもいいかもしれません。

その他の症状

まとめ

以上、起立性調節障害の症状とチェックリスト11項目と代表的な症状でした。