起立性調節障害の基礎知識

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起立性調節障害の疑いがある場合の対応!
ODの診断について

もし自分や自分の家族に起立性調節障害(OD)の疑いがあった場合、どう対応すればいいのでしょうか?

このページでは、受診前から診断がおりた後までの具体的なプロセスについて、書いていこうと思います。

その前に、起立性調節障害の疑いがある場合には、

 

 「起立性調節障害(OD)とは」

 「あなたも起立性調節障害ではありませんか?ODの症状とチェックリスト11項目」

 

これらのページもご確認ください。


目次

 

1 まず最初にやるべきこと

 

2 起立性調節障害を診てくださる診療科は?

 

3 検査と診断基準について

 

4 起立性調節障害の診断がおりた後、どうすればいいか

 

5 まとめ


まず最初にやるべきこと

起立性調節障害を疑う場合、まずは下のチェックリストで当てはまる項目を確認してください。

 

起立性調節障害の症状チェックリスト

 

○ 立ちくらみやめまいをよく起こす


○ 立ち上がった時の気分不良や失神


○ 入浴時や嫌なことを見聞きすることで気分が悪くなる


○ 動悸や息切れ

 

○ 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い


○ 顔色が青白い


○ 食欲不振


○ 腹痛


○ 倦怠感


○ 頭痛


○ 乗り物酔い

 

(小児起立性調節障害 診断治療ガイドラインより)

 

これらの項目から3つ以上、もしくは強い症状が2つ以上ある場合には、起立性調節障害の疑いがあります。

 

 

チェックリストや症状について、詳しく知りたい方は、

 

 「あなたも起立性調節障害ではありませんか?ODの症状とチェックリスト11項目」

 

このページもご覧ください。

起立性調節障害を診てくださる診療科は?

小児科対象年齢(15歳未満)の方は、まずお近くの小児科、または専門外来を受診してください。
15歳以上の場合は、同じような症状を持つ他の病気にかかっていないかを見極めるために、まずはそれぞれの症状にあった診療科を受診しますが、もし異常がないと言われたなら起立性調節障害かもしれません。

循環器内科、神経内科を受診してください。

 

包括的な起立性調節障害診療は経験豊富な小児科の方が得意な場合もありますので、受診可能かどうか一度相談してみても良いかもしれません。(疾患によっては15歳を超えても小児科で受診可能な場合もあります)

 

 

また、起立性調節障害の会では、先生方より許可をいただき、ODを診療してくださる病院のリストを作成しております。ぜひ、ご活用ください。

 起立性調節障害を診療してくださる病院のリスト

検査と診断基準について

病院では主に問診と他の疾患が隠れていないかを検索したのちに、血圧と脈拍の変動パターン等により診断を行いますが、 起立性調節障害は昼過ぎになると少しずつ調子が良くなるた め、正確な検査をするには午前中の検査が理想です。

病院によっては検査前日に入院して朝に検査をすることもできます。

 

起立性調節障害はサブタイプを調べるため、脳血流の変動を測定したり、連続血圧測定器を使用した新起立試験をする場合もあります。

サブタイプがわかると症状の理解と対応方法がよりわかるようになります。

起立性調節障害の診断がおりた後、どうすればいいか

医師からの生活指導をしっかりと守り、処方された薬は必ず服用しましょう。

薬の効果を感じない場合には、医師に他の選択肢について相談してください。

起立性調節障害の治療は、運動や適切な塩分水分摂取(非薬物療法)がしっかりと行われているということをベースに、薬が処方されます。
医師からの生活指導を守らなかった場合、薬の効果が薄れてしまうことがあるので、注意してください。

 

起立性調節障害の診断がおりた後は、ご家族が朝、無理やり起こすことはしないようにしてください。

午前中に強く症状が出るため、強制的に体を動かそうとすると、かえって頭痛や倦怠感などの症状が悪化し、もとに戻るまでに時間がかかってしまいます。

 

治療や薬に関しての詳細はこちらのページをご覧ください。


 「起立性調節障害の治療って?生活上の注意点と薬について」

まとめ

以上、起立性調節障害の診断についてでした。